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試験開始直前の勉強法とは?

想像してみてください。

あなたは試験会場に着きました。後、30分で試験開始です。周りの受験生も緊張した様子で、参考書を開いて最後の勉強をしています。

あなたは最後の最後、試験の開始直前に何を勉強しますか?

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試験会場でやるべき最後の勉強は何か?

30分後に試験が始まるという状況でもやるべきことはあります。

他のサイトでは、会場では落ち着いて今までやってきたことをサッと見るとか、頑張ってきた自分を信じるなど今ひとつ心に響かない精神論を勧めているものもありますが、私は最後の最後まで必死で勉強することをお勧めします。

最後に勉強するべき項目は、一番自信がない暗記系の項目です。

試験会場でやるべき勉強の具体例

どんな試験でも、「ここを出されると答えられるかちょっと不安だ」という項目がひとつはあるものです。試験開始直前にはそこを敢えてやるのです。

 

例えば、歴史のテストの前に鎌倉幕府のあたりが自信がなければ、

平氏への不満、源頼朝、源義経、壇ノ浦の戦い、守護、地頭などキーワードを抜き出しこれを丸暗記するようにします。

 

キーワードだけ覚えても試験では答えられないかもしれません。しかし、今は試験直前です。深く考えて理解する場面ではなく、力技で点を取りに行くための最後の時間なのです。

 

もう一つ具体例として法律の試験を取り上げましょう。

民事訴訟法の少額訴訟がどうしても苦手な場合です。

キーワードとして、訴額60万以下、年10回まで、職権で通常訴訟へなど抜き出して覚え込むようにしましょう。

 

直前に覚えた項目を忘れないコツ

ここから、さらに力技で点を取りに行きます。

問題用紙が配られて、試験開始の合図が出されると普通は、1問目から解き始めると思います。

しかし、ここで工夫してください。先ほど、開始直前に、覚えた項目を問題用紙の余白に、書いておくのです。自分が分かれば良いので、殴り書きで大丈夫です。

直前に見るべき項目は、一番苦手な箇所をお勧めしてきました。苦手ということは何度やっても頭に入りにくい箇所なのです。ですので、試験問題を解いているうちにまた、きっと忘れることでしょう。だから、その前に書いておくのです。

ここが最大のポイントですのでぜひ実行してみてください。

なぜ苦手な箇所を直前に覚えるのか

直前に覚える項目は苦手な箇所に絞りましょうと書きました。

これには下記の理由があります。

①じっくり勉強して分からなかった箇所は丸覚えするしかない。

本来は理解して、落ち着いて解答できることが理想ですが、事前に時間をとって勉強してもイマイチ分からなかった部分はこれ以上時間をかけても無駄なのです。始まる直前にその部分を覚えれば、出題された時に、「ついさっき見た箇所」となり正解を出せる確率が高くなるのです。

②あなたが苦手な箇所は他の人も苦手

多分、難しいと思う部分は試験を受ける人はある程度共通しています。そこで点を取れば、他の受験生と差をつける事ができるのです。ですので、ピンポイントで苦手部分を丸覚えする価値が十分にあるのです。

③あなたが苦手なところは試験に出る

②で書いたように、苦手箇所は共通です。これは、何年も同じ傾向にあるのです。試験はみんなが苦手なところを突いて来ます。つまり、あなたが苦手としているところは試験に出る可能性が高いのです。

④場所法の効果

本ブログでは記憶術の効果や使い方を説明してきました。いつもと違った場所で勉強をすることで、記憶に残りやすくなる効果があります。詳細はこちらを参考にしてください。

試験会場で試験直前という特殊な環境が逆に記憶の引き金となる可能性もあるのです。

④自分の勘を信じる

よく、ヤマを張ると言いますが、まさに直前にやる箇所はヤマを張った場所です。勉強をして、過去の出題傾向から見て、ここが出そそうだという部分を狙いましょう。

事前準備として直前に覚える事を絞り込む

試験直前は限られた時間です。闇雲に難しところをやれば良いわけではありません。

ですので、「開始直前にはここを覚える」という項目を事前に決めておく必要があります。

どうやって直前にやる項目を決めるのか

冒頭で、「苦手な箇所」をやりましょうと書きました。

もう少し具体的に絞り込みましょう。

試験範囲の中で、よく出る論点で、紛らわしい箇所(Aというケースの場合はB、Cというケースの場合はCというように)であり、かつ、あなたが苦手な部分を選んでください。

例えば、地理の試験で言えばケッペンの気候区分、民法の試験で言えば法定地上権の成立の有無などです。

いかがでしょうか。

試験直前に勉強すると「悪あがき」のように感じますが、作戦を立てた悪あがきは点数につながります。ぜひ、次の試験から試して、1問多く正解をしてください。

 

 

 

 

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