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セブンイレブンの24時間営業問題を勝手に分析

コンビニエンス事業でトップを走るセブンイレブン。同時に、フランチャイズビジネスでも他の見本となっている企業です。今、オーナーから24時間営業の是非をめぐって、反対意見が出たことにより、世間を騒がせています。

本ブログではユダヤ式記憶術という勉強法のレビューを行いました。これは何も学校の勉強だけでなくとも使える手法ですので、セブンイレブン問題をそれっぽく整理してみようと思います。(ネタバレは控えますのでお許し下さい)

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全体像の整理

問題となっているのはずばり24時間営業です。労働時間の問題、人手確保の問題が主なデメリットです。メリットは顧客に24時間いつでも商品の提供をすることができる点、店側からすれば、夜間、早朝の売上を確保できる点が上げられます。

個別の店舗(企業)とセブンイレブン本部はフランチャイズ契約を結んでいますので、そこに24時間営業の条項が明記されていればそれに従わなければならないということになります。(契約はかなり細かい部分にまで縛りをつけているでしょう)

契約とブランド力

なぜ、このような営業時間の条項が契約に入っているのでしょうか。セブンイレブン本部側からみれば、全国統一の看板、店構え、営業時間で統一することでブランド力を保つ狙いがあるでしょう。店側からすればこのブランド力を基盤にして、お客様を呼び込めるメリットがあるでしょう。例えば、初めて行く場所で、お弁当を買うときに、名前も知らないボロボロの○○商店とセブンイレブンが並んでいたとします。どちらで買いますか?セブンイレブンで買うという方が多いと思います。セブンイレブンというブランドがあるので安心して買い物ができるのです。このブランドの力を使う対価としてフランチャイズ料を本部に支払うのです。

フランチャイズのメリットはそれだけではありません。セブンイレブンが商品を買い付けますので、格安で仕入れることができます。さらに経営指導もしてもらえ、進んだシステムも利用することができます。キャンペーン、CMなどの恩恵もありますね。逆から見れば、例えば、ポイントキャンペーンがあったとして、ある店ではやっているが、別の店ではやっていない。このような事態が発生したらどうなるでしょう。「CMで見たのに、嘘じゃないか!」とお客様からクレームが来ます。これが本来統一のはずのブランドの一部が揺らいだという状態です。

次に予想される問題点

今回の一部の店舗が24時間営業をやめると判断して実行したことは、まさに、ブランドが揺らぐという問題なのです。さらに、この問題が悪化すれば、契約上の問題も当然ですが、セブンイレブンという安心、安全でクリーンなブランドイメージに傷がつくという事になるのです。ブランド力が下がれば、お客様は離れます。お客様が離れれば、店からすれば高いフランチャイズ料を払って加盟を継続する意味がありません。そうなれば次は加盟解約が相次いで起こり、経営の根幹が揺らぐという最悪の事態につながってくるのです。そこで、現在円満な早期解決を図るために実証実験をして、売上やコストのバランスなどを検証しましょうという流れに持っていきたいのではないでしょうか。

ユダヤ式記憶術では生命の樹という図式を使って、論点を整理することができます。上に書いたような雑な議論ではなく、きちんと図で整理できますので安心してください。(今回はそれっぽくということで)

「試験に受かるユダヤ式記憶術」

私は細かいセブンイレブンのフランチャイズ契約や経営方針、戦略は全く知りませんが、この教材のロジックを使って少し考えただけで、問題点はどんどん出すことができます。

店側からみた最大の問題は労働時間の問題。セブンイレブン本部側から見た問題はブランド力の維持という問題。そもそも、噛み合っていない問題を処理することに難しさがあるわけですね。当事者同士が話し合ったらまずどうなるでしょう。

店:本部の意向や契約があるのもわかっているが、人の確保もできず、体力的にも限界だ!

セブンイレブン本部:店の苦労もわかるが、全国統一のブランドで運営しているため、例外は認められない!

噛み合わないですよね。

皆さんはどう思われますか?24時間開いていて欲しいような、体が一番大事ですので無理して欲しくはないような。どのような結論にたどり着くのかしばらく目が離せませんね。

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