お子さんは進んで勉強をしていますか?
する訳ありませんよね。
- うちの子は勉強になかなか取り掛からない
- 特別な勉強はしなくても、せめて宿題くらいすぐにやってほしい
- 勉強をさせてはいるものの集中力がない
- 結局、勉強しなさいと怒る羽目になる
今回はこんな悩みのお持ちのご両親へ向けて、お勧めの方法を書いてみたいと思います。
もくじ
子供は進んで勉強をしないのが当たり前
今回のテーマで悩まれているご両親に最初に聞きたいのですが、ご自身が子供のころ、特に小学校低学年のころ、進んで勉強をしていましたか?
いや…していませんでしたね…
と答えられる方が圧倒的に多いと思います。
その理由は、「やりたくないから」「嫌いだから」「遊ぶ方が楽しいから」
とてもシンプルな理由です。
つまり、いつの時代も、進んで勉強をする子供の方が圧倒的に少ないという事をまず、再確認してください。(ご自身も含めて)
親としてできる事とは
それでも親としては、せめて宿題くらいパパっと終わらせてほしい、子供が授業に付いていけなくなるのが心配…などの思いから禁断の言葉を発することになるのです。
「早くやりなさい!」「宿題をしなさい!」
しかし、親として、怒ったり、精神論で子供に強制する以外にも作戦はあります。
それは、環境面を整えることです。
勉強する環境とは?
子供にとっては、宿題しなさい、勉強しなさいと何度も言われることこそ、ストレスなのです。
親としては、チェックしたい気持はありますが、そこをグッと抑えて、一人で机に向かわせてください。
できれば、リビングなど親がいるところとは別の部屋がよいでしょう。2階などを勉強の部屋にできれば、ベストですね。
あと、余計なものは置かないようにしましょう。いろんなものが目に入ると集中の妨げになります。
「別の部屋」が勉強に適している理由
理由は2つあります。
理由①親の目から逃れられる
親としては、勉強をチェックしてあげて、正しい解き方に導きたいと思うものですが、子供にとっては、意外と「うるさい」ものなのです。
これも、ご自身に置き換えて考えてみてください。
何かをやっている最中に、考えている途中に、横から、あれが違うとか、こうしろとか言われるのです。うるさくてたまりませんよね。
うるさいものがなくなれば、集中できる可能性が高くなるのです。
また、性格的に、人に見られていると嫌だというタイプの子もいます。この場合は勉強する間だけは、絶対一人にしてあげたほうが良いですね。
理由②スイッチを入れる事ができる
勉強をするときは、この部屋に行くという習慣ができれば、その部屋に行けば勉強スイッチが入るようになるのです。
このスイッチに関してはこちらも参考にしてください。
習慣になるまでが少し大変で根気がいりますが、成長するにつれ、スイッチのコントロールが上手になり、集中がテクニックとして身に付くので、お勧めの方法と言えますよ。
全員に当てはまるわけではない
最後に注意点も書かせていただきます。
別の部屋で、一人で勉強させてみるというやり方が全員に当てはまるわけではないという事です。
例えば、小学校一年になったばかりの子はさすがに難しいでしょう。
また、性格的に、親に横について見ていてほしいという子もいるでしょうし、一人でやりなさいと言われると、あっちに行きなさいと言われていると勘違いしてしまう場合もあるかも知れません。
お子さんに合わせてという事と、宿題や、勉強が終わったら、答え合わせはしっかりと一緒にしてあげてください。
子供は勉強をしないで遊ぶのが当たり前です。このことは、しっかり頭に入れたうえで親として工夫してあげましょう。