「あの人は頭がいいよね」
学生時代から、社会人になっても、日常的によく聞く言葉です。頭がいいとは一体どういう状態でしょうか?成績がいい人?仕事ができる人?知識が豊富な人?
これら全て「頭がいい」と言えるとは思いますが、私の考えでは、頭の中がきちんと整理された人が「頭がいい」人だと考えます。この観点から、客観的にそういう人を見分ける方法を書いてみたいと思います。
もくじ
頭が整理されている学生の特徴
学生の方であれば、まず、成績がいい人を一般的には頭がいいと言いますよね。その中でも特にクラスに1人か2人いるような頭がいい友達は、ほとんどの科目でトップレベルの成績なのです。中学、高校、大学と進む中で、学ぶ科目も増え、内容も難しくなってきます。その中でもどれも高いレベルの成績を収めるには、頭の中が整理されていなければ、これは不可能です。そういう友達の特徴を観察してみてください。カバンの中、筆箱の中、机の中を見せてもらってください。多分、きちんと整理されているはずです。なぜでしょうか?頭の中を整理できる人は、身の回りの情報の集まる場所であるカバン、筆箱、机などを整理するのも得意なのです。いや、意識しなくても自然とできるのです。全員がこうだとは言いませんが、少し観察してみてください。
純粋に成績という視点から、知識の整理の重要性に関してはこちらをご参考にしてください。
頭が整理されている社会人の特徴
社会人はどういう人を「頭がいい」というのでしょう?仕事ができる人、やるべき事の漏れがない人、説明が上手な人など、学生とはまた一味違った観点で見なければならないような気がします。しかし、見るべきポイントは先に書いた、学生とあまり変わりません。
身の回りの整理が出来ている人は、情報の整理ができていて、頭の整理ができている人なのです。
さらに、最も分かりやすい頭が整理できている人を見分けるポイントがあります。それはパソコンです。これは、一目瞭然です。同僚のパソコンのデスクトップをチラッと覗いてみてください。アイコンがグチャグチャといっぱいになっている人はまず、頭の整理ができていません。何か、仕事で相談するときには最初にデスクトップが綺麗な人に聞いてみることをオススメします。
社会人の情報整理の重要性と、そのアプローチ方法はこちらをご参考にしてください。
頭が整理されているわけではないが、元々頭がいい人の特徴
今回は「頭がいい人」を頭の中が整理されている人と定義づけて書いていますが、それは、別としても、頭の回転が早い人も「頭がいい」と言えるかもしれません。このような人は「しゃべるのが早い」という特徴があります。一つの事柄に対して、たくさんの事が浮かんできて、一気にしゃべるような人ですね。本来は頭の回転が速いのです。ただ、何となく整理されていないために、早口でたくさんしゃべるけれども、相手はよく分からないという事もしばしばです。こういう方は、しゃべりたい衝動を抑えて、ゆっくりしゃべるようにすれば、相手を引き込み説得力が増すでしょう。
頭がいい人を見分けて何の得があるのか?
目的はただ、観察しておもしろがるだけではありません。自分の現在地を確認していただきたいのです。「頭がいい」の定義は別としても、頭が整理されている人は勉強でも仕事でもスムーズに行くのです。ぜひ、自分の頭の中が整理できているかどうかを振り返ってみてください。今ひとつ整理できていないと感じる方は、頭を整理する事の、逆から入るイメージを持って、身の回りの整理からしてみてください。カバンの中、パソコンのデスクトップなどを整理して、情報を整えてみましょう。習慣化していけば、頭も自然と整理されてくるのです。元々、頭の中が整理されているから身の回りの整理もできる人とは違いますが、訓練により、頭の中を整理するイメージですね。苦手な方は、週に1回でも良いと思います。整理する時間を取ることは決して無駄にはなりませんのでぜひやってみてください。