理系は何事も絵で考える。
この点が文系との大きな違いだとの記事を目にしました。
理系の人間と文系の人間の大きな違いは、「絵」で考えるか、「言葉」で考えるかではないかと私は思っている。
むろん理系の人間にも、概念をとにかく数式や論理にしたがる人もいるだろう。文系の人でも、概念を座標上にプロットしてとらえたほうがわかりやすい、という人もいるかもしれない。
ただ、理系畑を歩んできた私は、やはり「絵」で理解する人間である。というより、絵を描かないと頭の中に物事が落ちない。
「りんごが2個、みかんが3個、合わせて何個?」と問われたら、「2+3=5」よりも、2個のりんごと、3個のみかんが仲良く並んでいる様子が、頭にさっと思い描かれる。
だから私のメモは、子供のスケッチ帳のようだ。先にも述べたように、私が大きめで無地の「モレスキン」ノートを愛用しているのも、絵が描きやすいからだ。 引用元 DIAMOND online
なるほどそうなのか!
と納得する前に、文系はどうなのかということを振り返ってみましょう。
もくじ
文系は絵で考えないのか?
上に紹介した記事で行けば、りんご2個、みかん3個合わせて何個?との問いかけに…確かに、すぐに2+3と考えてしまいます。
別に自分が文系代表ということではありませんが、りんごとみかんの絵なんか出てきません!
緊急アンケート結果
私の文系の友人6人に電話でりんご2個、みかん3個合わせて何個をどうやって解くかと聞いたところ…
全員2+3=5との解答でした!
ちなみに理系の友人には聞けていないことと、たった6人にしか聞いていないため、上で紹介した記事を証明したことにはなりませんが、特に文系の人間は「絵で考える」事で、発想や、考え方の幅が広がる可能性がありそうですね。
「絵で考える」ことの重要性
今回紹介した記事の作者は中野政之先生という東大の教授で下記のような事も書かれていました。
新しい発明をする、実験によって新しい成果を出す、あるいは絵画や映像などで新しいアート作品を作る……といった活動は、こうした「頭の中のものをそのまま形にする」という発想がなければ実現されないだろう。
引用元 DIAMOND online
このような提言に加えて、学問的に教わった公式よりも、発想をビジュアル化して問題解決に当たってほしいという趣旨のものでした。
しかし…凡人の我々には難しすぎませんか?
文系人間も「絵で考える」を実社会で使ってみよう
本ブログでは効果があった勉強法を中心に紹介してきましたが、勉強とは何も学生時代だけの話ではありません。
上の記事で中尾先生も書かれているように、実社会に出て応用できてこその勉強なのです。
私の経験上、会社での会議、企画書、プレゼン、なども中尾先生が言われるような高度な発想には追いつけなくとも、少し工夫すれば、「絵」に近い形の考え方で上手く乗り切ることはできるのです。
文系的な思考を否定するものではありません
今回ご紹介した記事で中尾先生は決して理系の人間の発想が文系より優れていると言われているわけではありませんので念のため補足しておきます。
理系の人間より文系の人間のほうが瞬時に文章を使いこなす能力に優れているという事も書かれていました。
つまり、場面場面で、いくつかの考え方を使いこなす、引き出しを持てれば最強だということですね。