大学受験もいよいよ終盤に入って来ました。
私立の試験は始り、国公立は二次試験直前。後期試験もありますので受験生の皆さんは最後の頑張り所ですね。
そんな受験生の皆様に試験であがらない方法をお伝えできればと思います。
もくじ
試験直前にやるべき、あがらないための儀式
やり方はひとつではありませんので下記は一例ですが、試験会場に入ってから試験開始の合図が有るまでのあいだに、あなたなりの決まった「儀式」を1つで良いので、行うようにしてください。
例えば次の方法を試してください。
- 目薬をさす
- 机を拭く
- 消しゴムの匂いをかぐ
- 鉛筆の先で軽く指を刺す
何をバカな事を言っているんだ!と思われた方も騙されたと思ってやってみてください。
試験直前にこの儀式をすればなぜあがらないのか
理由は2つあります。
- 勉強、試験モードに入るスイッチをいれるため
- 儀式を思い出した時点で落ち着いた自分を認識できる
まず、1の勉強、試験モードに入るスイッチですが、この儀式を境にあなたの脳はこれから、勉強をするのだと認識し、スムーズに集中に入れます。
ぜひ、毎日、例えば休憩から勉強に入るタイミングなどで決まった儀式を行うようにしてください。習慣化すればより効果が高くなります。
これはスポーツの世界でも、よく見かけます。野球選手はバッターボックスに入る前はバットを回したり、ストレッチをしたりいつも同じ動きをします。
また、力士は時間いっぱいになれば、顔を叩いたり、お腹を叩いたりします。これもお馴染みの行動ですね。
全部、体を集中状態に持って行く儀式なのです。
医療においても、不眠症気味の方に医師は日中は普通の服に、寝るときはパジャマに着替えることを勧めます。(一日中パジャマで過ごさないように)
これも体がこれからすべき事を、着替えというスイッチによって認識できるようになるたまめです。
パジャマに着替えた瞬間体は睡眠モードに突入するのですね。
2の儀式を思いだせば落ち着くという点は説明不用かも知れません。
場所こそ試験会議ですが、いつもの儀式は、学校で、自分の部屋で頑張って来たいつものあなたを取り戻させてくれ、自分でも落ち着きを確認できるのです。
多少緊張していても儀式を思い出した時点で、頭は冷静さを保っている証拠で自分でもそれを感じることができるというわけです。
落ち着くための儀式のちょっとしたコツ
これらの儀式を使いこなすためのちょっとしたコツもご紹介します。
- 儀式は体に刺激を与えるものがお勧め
できれば、体で刺激を感じることができるものがお勧めです。そのほうが分かりやすいので効果が感じられるでしょう。上の例で言えば、目薬をさして、清涼感を感じたり、消しゴムの匂いを嗅ぐ方法です。
- 毎日やる
日々の勉強に取り入れてください。毎日やることで、習慣化され、脳もよりスイッチを強く認識するようになります。今日からでもぜひ始めてください。
- 万が一忘れたときのためにはカバーする儀式を持っておく
そうは言っても、試験会場であまりに緊張しすぎて、いつもの儀式を忘れてしまうかもしれません。そんな時用に、儀式はもう一つ準備しておきましょう。
例えば、机を拭く事を儀式にしていても忘れてしまった場合、試験中に思い出したとしても試験が始まっているのに、ポケットからウエットティッシュを出して机を拭くわけにはいきません。でも、消しゴムの臭いは嗅ぐことができるでしょう。
こんな感じで、試験中でもできる方法をもう一つ持っておけば、より安心です。
緊張することが悪いことなのか
緊張は誰でもします。あなたの同級生の成績が一番いい友達も試験本番では緊張しているのです。緊張する事は別に悪いことでも何でもありません。
緊張していても、平常心に持ってくることができる方法を持っておけば何も問題はないのです。
緊張をコントロールする方法を持っていれば、緊張することが怖くなくなります。
いつもの平常心を取り戻すために、ぜひ恒例の儀式を行ってください。
また、試験スタートの合図の次の瞬間、あと一問多く解けるかも知れない作戦があります。詳しくはこちらをご覧ください。
合格という栄冠を勝ち取られることを心からお祈りしています。