小学校の授業で得意科目になれば、中学生になってもうまく取り組めます。
しかし、苦手意識を持ってしまえば、以後も引きずってしまいます。
今回、好き嫌いが特に激しそうな科目で歴史に注目して書いてみたいと思います。
もくじ
歴史が得意な友達がやっていたこととは?
皆さんの周りにもいませんでしたか?異常なまでに歴史が得意な友達。特に男の子に多いように思いました。(あくまでも私の感想です)
歴史が異常なまでに得意な友達がやっていたことは、ずばり、歴史の漫画を読むことです。
小学生時代、中学生時代、高校、大学と歴史が得意だったという友達は、全員何らかの形で歴史の漫画を読んでいました。
なぜ漫画を読むと歴史全般が得意になれるのか
理由①歴史の楽しさを感覚的に覚えるから
これは説明するまでもないかもしれませんが、漫画で覚えた歴史は、「勉強」ではないのです。楽しみであり、遊びといってもいいかもしれませんね。
楽しんでやるわけですから、勉強の科目としてやっている生徒はかなうわけありませんよね。
理由②歴史の流れをつかむ感覚を養えるから
しかし、歴史のすべてが漫画になっているわけではありません。
ですが、歴史漫画を読んだ生徒は歴史が全般的に得意になっているのです。
これは、歴史という科目が、比較的同じような展開で繰り返されていくという特徴に理由がありそうです。
歴史は繰り返されるという言葉のように、歴史は権力の取り合いに由来するといえます。
日本も世界の歴史も、あるものが権力を持てば、別の者がその地位を狙って動く。権力を握った者の政治で国が動き、あるときには国と国の戦いが起こる。
この流れが、小さいときから歴史漫画を読んでいれば、無意識のうちに頭の中に刷り込まれていくのです。
登場人物や細かい事は、国や、その時代によって違いますが、漫画で鍛えられたストーリーを読む力は、歴史の全体像をいち早くつかませてくれるのです。
理由③自信がつくから
周りの生徒より得意なことがあると子供は自身を付けるものです。
漫画で部分が授業で出てきたらどうでしょうか?
「あ、あの漫画で読んだから、先生が話をする前から知ってる!」となるわけです。
こうなると、歴史=自分は得意だというカイロが頭の中に出来上がってしまうのです。
ひとたび自信を持ってしまえば子供はグングン伸びます。この点はスポーツも勉強も同じですね。
漫画を否定するのはやめましょう
親御さん気をつけていただきたいことは、漫画を否定しないでほしいということです。
勉強熱心なご両親ほど、漫画なんて!という考えをお持ちですが、こういう先入観はすぐに捨てていただきたい。
実際、漫画を読んで歴史が得意になった生徒は多いのです。
漫画は歴史の一部をドラマチックに描いています。当然、感情が動かされ、記憶に残るわけです。
記憶術の視点で言えば、ストーリー記憶法などと呼ばれる効果があります。
机に向かって、教科書と問題集をにらめるだけが勉強ではありません。
もし、お子さんが歴史が苦手であれば、あえて漫画を読ませてみてください。
早ければ早いほど、効果が現れ、ずっと歴史は得意科目となるでしょう。
どのような漫画がよいのか
ある程度歴史に基づいているものであれば、何でもよいと思います。
有名なところでは、
- 花の慶次
- 三国志
- 項羽と劉邦
- 織田信長(漫画ではなかったかもしれませんが)
などなど、たくさんありますので。積極的に読んで歴史の感覚を鋭くしましょう。
歴史ゲームをやれば歴史に強くなる
ゲームは漫画より風当たりが強いかもしれません。
しかし、例えば戦国武将が活躍するゲームをしたとしましょう。
そうすれば、戦国時代の武将などはすぐに覚えてしまうでしょう。さらに、ゲームでは戦で国を取ったり取られたりして、一喜一憂の感情が動きます。
そうすると、武将や、その時代の出来事が身近になってくるのです。なにせゲームを通じて、戦国時代を戦っているわけですから。すぐに身の周りで起こっていることがテストに出るのと同じことです。
実際、歴史が苦手な娘さんが、お父さんと一緒に歴史ゲームを始めて、結果、娘さんは苦手な歴史を克服。そのまま、成長して、有名な国立大学に入られました。
漫画も、ゲームも度が過ぎてはいけませんが、学力を上げるツールとしては十分であり、一番簡単な方法です。
やらないと損です!
もしお子さんが、歴史が苦手であれば、すぐにでも本屋さんで漫画を買って読ませるか、歴史ゲームをさせてください。