小学校入学を控えている子供の親なら誰でも悩む学習机。
店頭には機能性を追求した魅力的な商品が並んでいます。
でも…そもそも学習机って必要なのでしょうか?
よく、ダイニングテーブルで勉強すれば十分と聞きますし…
もくじ
学習机よりもダイニングテーブルで勉強したほうが効果が上がるのか?
子供が勉強する環境という点で、学習机が良いのか、ダイニングテーブルが良いのか?
状況にも寄りますが、小学校低学年のうちはダイニングテーブルで勉強をしたほうが効果が高いと思われます。
ダイニングテーブルで勉強をしたほうが効果が上がる理由
理由は2つあります。
- 学習机は機能的なため、目の前にいろいろなものが置いてある
- 学習机は壁につけて置くことが多いため親と対面になれない
理由1ですが、子供はちょっとしたことで、集中が途切れてしまいます。
学習机は機能性を追求しているため、目の前には、鉛筆を置くスペース、辞書を立てるスペースなどなど効率的に勉強ができるように、いろんなものを置ける工夫がしてあります。
子供にとっては、目に入るものが多ければ多いほどそちらに気を取られます。
鉛筆立てには、お婆ちゃんにもらったかわいい鉛筆。その横には、旅行で買った思い出のはさみ、ミッキーの辞書…
とにかく気が散る材料ばかりなのです。
集中できるわけありませんね。
理由2ですが、こちらはご想像の通りです。
特に小学校低学年の時は、親が宿題やテストのやり直しを見てあげる事も多いでしょう。
ダイニングテーブルで勉強させた場合、親が向かい合わせに座ることで、解く様子をよく見ることができて、どこで詰まっているかがよく見えるのです。
ちょっと治してあげるだけで、成績は簡単に上がります。
学習机の場合、配置の問題で多くは壁沿いです。結果、親は子供が解くところを見れないのです。子供がやった結果を見て、理解度を判断しようとするため、細かくフォローしてあげる事が出来ていない事が多いのです。
もう学習机を買ってしまった方へ
無駄な買い物をしてしまったと悲観される必要はありません。
今回書かせていただいたのは、小学校低学年の場合の話です。
4年生くらいになれば、学習机でも十分に使いこなすことができます。
また、小学校低学年の場合でも使い方によっては、学習机も効果が上がります。
学習机の使い方の工夫
まず、机の上には余計なものは置かないようにしてください。子供の視界に入り気を散らさないためです。
蛍光灯と筆箱くらいで十分です。
そして、勉強を見てあげる場合、横並びに座って、できれば解き方を見てあげてください。
算数であれば、式の立て方を漢字であれば書き順などです。
解き方を見てあげる事さえできれば、真正面に座るよりもむしろ横、できればL字の位置に座るほうが子供は安心感を感じるかもしれませんね。
普通に向かい合って座る場合、敵対的になりやすい傾向があります。口論にはならないまでも、「あなたと私」という明確な区別がつきやすく、共感性を得にくいと言われています。
そこでカウンセリングの場面では、L字型に座って、その中間的な効果を狙う場合が多いのです。相手との関係、話の内容にもよるでしょうが、話をするとき(聴くとき)にちょっとだけ座る位置にも気を遣ってみてください。 引用元:ITmedia エンタープライズ
ただし、忘れてはいけないのは、小学校低学年のうちに成績など結果を求めすぎないということです。
環境を整えてあげる事と、少しだけ手伝ってあげる事ができれば、親としては十分ではないでしょうか。
本ブログでは親として、子供が授業に付いていけていないのではないか?と心配になった時の事も書いていますので、少しでも参考になれば幸いです。