お笑い芸人でありながら気象予報士さらには、語学にも堪能というカラテカ矢部さん。特に語学の習得法について勝手に分析してみましょう。
もくじ
矢部さんの勉強法とは
- 目標を決める
- 英語ではどう表現するのかシュミレーションする
- 単語を分野ごとに分類する
- シチュエーションごとにイメージする
などなど、しっかりと自分なりの方法論に基づいて身につけられているようです。1つずつ見ていきましょう。
1.目標を決める
何事も最初はここからですよね。しかし、語学に関してはここで大きな間違いをしてしまう可能性があるのです。大人になってから、他の言語を学ぶ際は、ネイティブ並になれるということは期待しない方がよいでしょう。日本に長く住んでいる外国人の方を見てください。確かに日本語が上手ですが、やはり日本人と比べれば、劣るでしょう。それと同じで、私たちもネイティブは目標として高すぎるのです。目指すべきは、後からその言語を操れるようになった方の姿です。こちらの記事も参考にしてください。
もちろんネイティブを目指すことが悪いわけではありません。高すぎる目標を設定してしまい、すぐに挫折することがないように、言わば戦略的に定めた目標という訳です。
2.英語ではどう表現するのかシュミレーションする
日常生活で日本語以外を使う機会はかなり限られます。ですので、想像の中で、英語を使うシチュエーションを作り使う機会を増やしていくのです。この想像が鮮明であればあるほど、いざという時にしゃべることができるバリエーションが広がります。私自身も、道を尋ねられたらというシュミレーションを良くしていました。おかげで、いざ、道を聞かれても、臆することなく答えることができて、自信になったことをよく覚えています。
3.単語を分野ごとに分類する
これは勉強が得意な方らしい作戦ですね。個人的には、生きた外国語を習得する際に机に向かって知識を詰め込むような勉強法はあまりおすすめはしていません。このやり方は、中学、高校、と受験を前提に英語を勉強して、大学、社会人になって実践で全く使えないという古来の方法だからです。しかし、矢部さんの場合は、他の方法とミックスすることによって、うまく活用したのでしょう。絶対に勘違いしてはならないのは、この3番をメインにやらないことです。これは自分の頭を整理するための作戦だということでご注意ください。
4.シチュエーションごとにイメージする
ここは最大のポイントです。2番とも共通していますが、想像の中で、外国人と会話するのです。自分は、何の役でも構いませんので、思いっきり飛躍して想像してください。映画の主人公、大統領となってスピーチ、メジャーリーガーとなってヒーローインタビューなどなど、毎日変えて楽しくやってみてください。他人に知られたら恥ずかしいという以外は、欠点が見当たらない方法論です。このシチュエーションではこう表現するという決まった言い回しをまず確実に使いこなせるようになることが語学習得への一番の早道です。ここまでは、スクールに通わなくとも、留学しなくとも自分ひとりでできる方法論で言わば本番前の自主トレのようなものですね。語学学習における自主トレの必要性はこちらをご覧下さい。
記憶術という観点から考えてみる
言語を身につけるのに記憶術は不向きだと私は考えています。しかし、記憶術を使って覚えるという発想でははなく、結果的に、同じような効果が得られる場合があります。
上にあげた2番、4番ですね。想像の中で自分を活躍させ、そのストーリーで鮮明に頭に残るのです。無味乾燥な言葉でも、印象的なシーンと合わされば、忘れる事ができない記憶になるという「物語法」の効果が考えられます。
いかがでしょうか。カラテカ矢部さんはかなり勉強のセンスがある方ですがそのやり方一つ一つは私たちも真似できる要素がかなりありそうです。なぜこの方法で語学が習得できたのかが分かっていただけたでしょうか。今日から真似してみませんか?