NHKの人気番組「逆転人生」で偏差値35から東大に合格した西岡壱誠さんが驚きの勉強法を語りました。
西岡さんは幼いときから成績が悪く親にも見離されるほどだったそうです。
そんな西岡さんはどのような方法で合格を勝ち取ったのでしょうか?
もくじ
1回目の受験は?
西岡さんは中学の担任の先生に励まされ必死に勉強し、何とか東大を受験できるまでに。
そして、いざ受験の日。
しかし、東大の二次試験は思考力が問われる独特のものです。暗記を中心に勉強してきた西岡さんは通用せず。残念ながら落ちてしまいました。
2回目の受験は?
西岡さんは師匠と崇める中学時代の渋谷先生に相談します。
渋谷先生はなんと浪人生の西岡さんをドイツ旅行に誘います。なんとそこで、渋谷先生は西岡さんを放置。初めて会った韓国人と観光をさせたのです。
西岡さんは、ここで工夫することの大切さを身をもって知ります。
1度目の受験で跳ね返された、思考力を問う質問は「なぜ」の繰り返し。公式や教科書に載っている事に対し「なぜ」という視点を持ち続け、その疑問を解消することで成績が急激に伸びたそうです。
ここに学ぶことの大きなポイントがあります。
「覚える」から「理解する」に変われば、知らないことでも答えが出せるのです。
3回目の受験は?
最後と決めて望んだ3回目の受験。
今回はもっとも苦手だった英語の勉強にゲームを取り入れます。単語をカードに書き、熟語を作ることを競う。また、ある単語から連想するゲーム、例えばApple→Red→Circleという具合に続けて詰まってしまったら負け。単語力の勝負になるわけです。
また、世界史は独自のノート術で克服したそうです。
今まで予備校の授業の丸写しだったノートはすべて換えたとの事でした。例えばあるテーマについてそこから派生する事実をどんどんまとめていくような書き方です。そして、その事実と事実で関連性があるものをつないだとのことでした。
このやり方で、事実と事実のつながりは理解できて、歴史の全体像が把握できるのです。
これを自分でまとめ上げることで歴史の理解度は確実に上がるでしょう。
必要な箇所を抜粋してまとめ上げる事の有効性はこの方も述べられていましたので参考にしてください。
そして、それぞれの科目で間違った箇所は復讐ノートと名づけたノートにどこを間違ったか書きなぐるのです。
西岡さんの勉強法を記憶術の視点から考える
「なぜ」を突き詰める
2回目の受験の際に西岡さんが実行した「なぜ」を突き詰めるやり方は少し時間は掛かりますが、暗記する量を圧倒的に減らすことができます。そして、知らない事でも受験会場で答えが導き出せるのです。
ゲーム形式を取り入れる
ゲームには勝ち負けがあります。勝っても負けても、感情が動きます。
特に友達が答えた単語を自分は知らなかった場合は特にその場面とともに強く印象に残るでしょう。
記憶術で言うところの場所法のアレンジと言えます。
世界史で取り入れたノート術
これを体系化した手法がユダヤ式記憶術です。
歴史で言えば、その背景、事実のつながり、国や地域をまたいだ事件を理解することができるのです。
私が知りうる中では、歴史の勉強法ではダントツで効果がある勉強法です。
復讐ノート
これも印象に残るための手法で場所法のアレンジです。
弱点ノートや間違いノートのように柔らかい表現ではなく「復讐」と名づけたノートに印象に残るように怒りをこめて書きなぐる。
西岡さんの勉強法で気を付けてほしいこと
科目によって使い分けている事です。
西岡さんは何でもかんでも、ゲームにしたり、復讐ノートにまとめたりはしていません。
適材適所、その科目によって使い分けることで、頭の中で混乱が無いようにできるのです。
西岡さんの勉強法もなぜ効果があるのかが分かれば、真似しやすくなります。
勉強法に悩んでいる方はぜひ試してみてください。