法律を学ぶ際に、条文、判例、学説、などなど、記憶する事ばかり。
法律の改正も時々あり、頭が休まる暇がない学問の一つです。
ここでオススメしている記憶法【ユダヤ式記憶術】は単に覚える
だけではありませんので、応用が効きます。
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法律を学ぶ学生の方はもちろん、法律系の資格試験、法務の実務まで
役立つ記憶法であり勉強法です。
具体的にどのような記憶法かは、こちらを参考にしてください。
この教材によって問題に対して、どのような答えを出せるように
なるのかを、管理人なりに、簡単に事例を使って説明します。
もくじ
事例問題
Aは友達Bの家に遊びに行った。
Bがトイレに行っている間に、AはBのティッシュを1枚勝手に取った。
Bは自分のティッシュを盗まれたとして、窃盗罪を主張している。
この主張は認められるか？
いかがでしょうか？
感覚的には、ティッシュ 1枚くらいで罪になるわけが無いと思いますよね。
しかし、刑法では他人の物を勝手に取ったら窃盗罪になるとされています。
どう解釈するのでしょうか。
（あくまでも、例ですので、簡単に結論に行きますね）
窃盗罪とはなりません。
刑法上の罪になるためには、
構成要件該当性、違法性、有責性が必要となります。
構成要件該当性から見ていきましょう。
他人の物を取ったと言えるか？
ティッシュはBのものですから他人の物を取ったと言えそうですね。
違法性があるか？
ティッシュ一枚で違法とまで言えるのでしょうか？
法律上の罪として認定し、罰を与えるに値するかの判断です。
ティッシュ一枚ではそれに値しないと判断されるでしょう。
有責か？
責任能力があるかどうかですね。
例えばAが3歳の子供であれば責任は問えませんし、
同様に病気で心神喪失状態であっても責任は問えません。
（今回の事例ではそこまでは分かりませんね）
なぜ答えが出せないのか？
今回の事例では窃盗罪を取り上げました。
しかし、窃盗罪の条文だけ思い出せても、答えにたどり着けませんでした。
刑法の根本と条文がつながって、答えが出せる事例でした。
これは法律だけに限った話ではありませんが、真面目に、勉強をしても
今ひとつ結果が出ない方は、それぞれの項目がバラバラに
頭に入っているのです。ですので、後で言われてみれば、
「あーっ、その知識を使うのか！」となるわけです。
決して、手も足も出ない状態ではなく、バラバラに頭に入っていて
いざというとき、使えないだけなのです。
理想的な勉強法とは？
バラバラな知識をつなぎ合わせる作業は、なかなか難しいものです。
学校でも教科書でも参考書でもこの作業の重要性は教えてくれませんし、
決まったやり方がないのです。
管理人がオススメしている「ユダヤ式記憶術」を使えば知識を
つなぎ合わせる作業が自然にできてしまうのです。
生命の樹と呼ばれる図式（テンプレートといった感じです）に
当てはめて学習していくだけです。
特に法律の勉強に適した記憶法
ここまでご紹介してきたユダヤ式記憶術が法律の学習にピッタリという決定的な理由がもう一つあります。
ユダヤ式記憶術の生命の樹の発想が、法律の条文の構造と似ているのです。
法律の条文は「意義」「要件」「効果」「原則と例外」という構造になっています。生命の樹も単独で何かを覚えるのではなく、一定のルールに沿って各項目に当てはめていきます。この各項目の構造がまさに意義、要件といった法律の条文に近い仕組みになっているのです。
ですので法律の勉強、法律系の資格試験の勉強をされている方に特に
オススメの勉強法と言えるでしょう。。