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ノーベル化学賞の野依良治博士が怒りながら提唱した勉強法とは

2001年にノーベル化学賞を受賞された野依良治さんのインタビュー記事を見つけました。そこには、全てに通じる勉強の極意が語られていました。

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野依さんの主張

野依さんはこう言われています。

「現代の大学生は全体像を把握する力に欠けている。それは、目次を大切にしないからだ。自分は一冊の本を前にしたら、1章、2章…と目次を確認して学問の全体像を学ぶ。それが今の大学生は目次に全く関心がない。部分、部分を読んで、分かった気になっている。だから知識が断片的なのだ

野依さんの主張の意図を考える

野依さんは科学者でありながら、教育再生協議会のメンバーとして座長を務められました。その中で、「問う力」が落ちているとも主張されています。作られた問題に答えるトレーニングはできていても、疑問に思い、問いかける力が不足していることが背景にあるのではないかと分析されています。

もっと簡単に言うとテストの問題に答えるトレーニングは十分出来ているが、そんな断片的な知識で、実践で使えるのか?という問題提起をされているのです。

野依さんはインタビューの最後に学校教育の弊害を語られています。入試を通過するために、学校の教育に全てを預けてしまい、知識を詰め込んでいき、答えるトレーニングだけをしてもこの不確実な時代に生き残れないとも危惧されています。

ではどうすればよいのか?

教育全体を変えることは、はっきり言って難しいでしょう。しかし、自分のスタイルを少しだけ変えることは出来るかもしれませんね。

野依さんのインタビューには重要なキーワードがあります。「目次」「問う力」です。

「目次」の役割とは何か?全体像を掴むための項目ですね。何のために全体像を掴むの必要があるのか?それは知識を整理するためなのです。断片的な知識でも似たようなテストの問題ならば答えることができます。ただ、ちょっとひねられたら太刀打ちできません。知識が整理できていけば、どこから聞かれても答えることができるのです。その次の段階で、その知識に対して、疑問が湧いてくる。そうなれば、「問う力」が磨かれてくる訳です。

まとめ

本ブログでは知識を整理することの重要性を何度も書いてきました。そのために教材も紹介してきました。

 知識を整理するための教材

今回、野依さんの問題提起を拝見し、知識の整理は、あくまでも全ての学問の入口に過ぎないことを痛感しました。学問を追求する第一歩として知識を整理し、問う力を意識してみませんか。

 

 

 

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