スポンサーリンク


小学校受験で内申書は合否に影響するのか

受験に関しては、いろいろな噂が飛び交います。

その中の一つが、小学校受験に関して、通っている幼稚園、保育園からの「内申書」さらには通っている塾からの「推薦」

これらは、合否にどの程度影響するのか?そもそも内申書や推薦なんて存在するのか?

今回は小学校受験を控えたご両親に向けて書いてみたいと思います。

広告


内申書の真実

幼稚園や保育園から小学校への内申書は存在します。

ただし、学校によるという事を付け加えておきます。

小学校によって、幼稚園や保育園の生活を重視して内申を求める学校もあれば、全く求めない学校もあります。

また、塾からの推薦があるという噂を聞いたことがあるかもしれません。

これに関してはゼロとは言いませんが、無いと考えていいでしょう。

仮にあったとしても、限られた一部の小学校と塾との間だけの話ですので気にすることはありませんし、そんな噂に踊らされて、推薦がもらえそうな塾を探したりはしないでください。

 

塾の推薦という噂ほど疑わし事はありません。

塾の講師が、小学校の情報をもっともらしく保護者に伝えたり、もっと分かりやすいのは「小学校側にお子さんの事は伝えました」とあたかも推薦でもしたかのような言い回しをする事です。

これは、塾特有の営業手法と思ってください。

「お子さんの事」を伝えたことは事実かもしれません。しかし、合否にどれほど影響するかは不明です。

ベテラン講師なら、過去の傾向から見て、合格しそうな子の親に、「お子さんの事は伝えました」というのです。

その子は見事合格し、親は、○○塾から推薦してもらったと勘違いして、周囲にそのことを話すのです。そこから…○○塾は推薦枠があるなどという噂が流れ始めるのです。

もちろん、塾講師が小学校に伝えた「お子さんの事」が合否に影響など全くしていません。

噂なんてこんなものです。

 

内申書はどの程度合否に影響するのか

これは学校のカラーを観察すると見えてきます。

例えば、規律を重んじ、ペーパーテストも難しい、そして、ハキハキした生徒を好む学校は内申はほとんど合否に影響しません。

試験当日のペーパー試験の結果、行動観察と呼ばれる、子供の性格や行動パターンを観察する試験の結果を重視します。

一方、穏やかで心の成熟度や素直さを重視する校風の小学校では内申書を重く見ている場合もあります。

試験日のわずか1回のペーパーテストや、わずか数時間程度の行動観察、たった一度の面接だけでは判断が難しいという考えが根底にあるのです。

小学校受験の面接でお悩みの方はこちらも参考にしてみてください。

小学校受験の面接対策

内申書には何が書かれているのか

内申書の内容も気になるところです。

幼稚園や保育園の生活で見えてくる、園児のいいところ、成長したところが中心に書いてあります。

私が知る限りではありますが、悪いところを告げ口するような内容はまずありません。

ただし、小学校によっては特定の幼稚園、保育園とつながりが深い場合があり、内申書の内容というよりも1ランク上の推薦的な内容が記される事もあります。

例えば、この園児は、御校の校風にピッタリで、家庭も教育に理解がある、という趣旨で推薦されます。この場合は、よほどのことがない限り落ちる事はないでしょう。

よい内申書をもらうためにできる事はあるのか?

内申書をよくするためにできる事はありません。

親が必死になって怒っても幼稚園、保育園の園児をコントロールすることはなかなかできませんよね。それと同じで、内申書をコントロールすることもできないのです。

強いて言えば、親として常識的な振る舞いをする事です。もちろん、受験直前にやっても駄目です。

常日頃、幼稚園、保育園という教育機関に対して、そこで働く先生に対して、そこで知り合う子供の友達の親に対して、横柄な振る舞いや、上から目線でいると、いざ、子供が受験という立場になった時、幼稚園、保育園は応援をしてくれないと思っていたほうが良いでしょう。

結局、親としてできる子供の受験対策は2つです。

  1. 環境を整えてあげる事
  2. 常識的模範的な振る舞いで子供に手本を示す事

小学校受験をさせるお子さんには多くを求めず、励ましながら見守る事を忘れず、チャレンジしていきましょう。

良い結果が届きますことをお祈りいたします。

 

 

 

 

 

 

広告


シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする