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子供が授業についていけない時に親が取るべき行動

小学生になると本格的に授業が始まります。

親としては「うちの子は授業に付いて行っているのだろうか」と心配になるものですね。私も子供がいますので、この心境です。勉強が人より出来て欲しいとは思いませんが、付いて行けているか、最低限の事は分かっているかは、やはり気になるものです。

こんな時、皆さんはどうしますか?

子供に聞いてみます。授業は分かる?教科書は分かる?

子供は答えます。うん!

はい、これで会話は終了です。子供が大丈夫という以上、根掘り葉掘り聞くのも嫌ですしね。

 

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親として取るべき行動は?

確認すべきこと

次の一点に尽きます。

どこが分かって、どこが分かっていないのかを明確にする。

問題はどうやって、これを明らかにするかです。学校の授業のように教科書を一から説明していっても嫌がられるだけです。また、授業も教科書も「普通レベルの生徒」に合わせられていますので、あなたのお子さんが、成績が良ければ物足りないかもしれませんし、成績が悪ければ、付いて行けていないという状況にあるわけです。やはり、親は何らかの方法で、子供の勉強の進み具合を定期的に見てあげたほうが良さそうです。

 

具体的なやり方

まず、教科書を読んでみてください。小学校低学年の教科書はそんなに難しい内容ではないと思います。例えば次のような記載があったとします。

あなたの回りの働いている人を探してみましょう。例えばおうちの近くのお店。お店の人は何をしているのでしょうか。

あくまでも一例に過ぎませんがこの記述に対してのお子さんの思考パターンを読み取って、弱点になりそうな部分をあぶりだしていくのです。

お子さんは行ったことがある多くのお店を答えてくれると思います。コンビニ、スーパー、レストラン、などなど。

ではそこでお店の人は「何をしているのでしょうか。」この質問にお子さんがどう答えるかをしっかり見極めてください。 「何をしているのでしょうか」という少し、抽象的な質問をどう理解して、どう答えるかを見てあげてください。

およそのパターンとしては次のような感じでしょうか。

①答えることができない。

②立っている、話している、など動きそのものを答える。

③レジをしている、食事を運んでいる、など動きの意味を理解している。

①の場合はすぐに、近くのお店に連れて行ってあげてください。お店で実際に店員さんが働く様子を見ながら同じ質問をしてみてください。

②の場合も近くのお店に連れて行ってください。例えばコンビニであれば、自分で買い物をさせて、お店の人の仕事を体感させてあげてください。

③の場合は特に問題ないですね。

 

この例題は、現時点での観察力を見るためのものです。しかし、同時にやや抽象的な質問に対してどう解釈するかの道筋を見極めるためにも使うのも手です。ぜひ、教科書を参考に、やや抽象的な聞き方をしていただき、お子さんの思考の方向性を掴んであげてください。

 

親ができる準備とは

小学校低学年のうちはまだ、良いのですが、だんだん学年が上がるごとに授業の内容も複雑になってきます。親は自分で、教科書を読めば、内容は分かるのですが、それを子供にどう伝えれば良いのか、子供がどこが分かっていないのかを探し当てなければなりません。このために準備をする必要があるのです。

本ブログでは、「勉強」のあり方や解釈の仕方を学ぶ意味で「ユダヤ式記憶術」を紹介してきました。この教材そのものを小学校の勉強に使う必要はないと思いますが、親として、勉強の仕方を勉強することで、子供への質問によって分かっていない部分を探し当てることができるようになります。この質問ができるようになれば、子供も学ぶ事に楽しさを感じることができるかもしれません。管理人自身が、自分の子供にユダヤ式記憶術のロジックを使ってみた経験はこちらをご参照ください。

 

ここからは、想像に過ぎませんが、幼い頃、親が質問によって正しく誘導してあげることができれば、子供の勉強のセンスがかなり磨かれてくると思います。このセンスは後々、中学、高校と進学する中で、複雑になってくる学習内容を理解するのに大いに役立つはずです。小学生の頃は成績が良かったけれども、中学、高校となるに従って、付いて行けなくなる友達っていませんでしたか?その友達は、感覚で問題を解いているのです。感覚だけで通用するうちは良いのですが、勉強内容が進むと、情報を整理して必要な時に必要なものを取り出す事が必要になります。幼いうちにこの手法を身につけていれば、進学して勉強が難しくなって置いていかれることはまず無いでしょう。むしろ、難しくなればなるほど、チャンスですね。こうすればうまく理解し、整理できるというやり方を知っているのですから。

ユダヤ式記憶術は生命の樹と呼ばれる特殊な図形を用いて物事を解釈していきます。例に挙げたような、抽象論から具体論へつなげていくコツなどもしっかりと内容に入っていまして、親や学校の先生にこそ読んで欲しい教材です。具体的な内容はこちらを参考にしてください。

記憶術という名前が付いた教材ですが、勉強法を勉強するのにこれ以上の教材は見たことがないというのが私の感想です。

自分自身が勉強法に悩んでいる方はもちろん、お子さんの勉強に悩んでいる方にぜひ手に取っていただきたい教材です。

「試験に受かるユダヤ式記憶術」

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